【卓球ラケット】 個体差とスイートスポットについて

卓球知識

今回は卓球ラケットの個体差について

①重量による違い

②スイートスポットの違い

の2点について解説します。

重量による違い

ラケットは工業製品なので、重量はある程度は統一されていますが、木材を使用しているため多少のばらつきがあります。

一般的に重量が重いほど、弾みが強く、ブロックなどで球威に押し負けしにくくなります。

ラケットの重量は基本的には自分が振れる範囲で一番重いものを使用することで、理論的に威力が一番出しやすくなります。

しかし、ラバーにも重量のばらつきがあり、またブレードサイズによってもラバーの面積が異なり、ラバーの重量が変わってきます。

私自身が取り入れているラケットの重量の選び方は、92gまでであれば、問題なく振り切れますが、貼るラバーの重量や組み合わせが変わり、合計重量が上がることを想定して、88gを選ぶようにしています。

またラケットの重さ以外にも、重心の位置がグリップ側にあればやや重くても振り切れ、先端重心であれば、やや軽くても振り切りにくくなるという傾向があります。

スイートスポットの違い

卓球以外の球技においてもラケットスポーツであれば大切なのが、スイートスポットです。

一般的にスイートスポットはラケット打面の中心部に縦長の楕円のような形で存在しています。

ラバーを貼らずに打った時に一番響きのある弾みの強い部分がスイートスポットです。

基本的には、ブレードサイズの大きいラケットの方がスイートスポットも大きくなりますが、大きい分、芯で捉えた時の弾みは小さくなる傾向があります。

紅双喜のラケットはブレードサイズが大きくスイートスポットが広いので、多少ずれてもしっかりと弾んでくれますが、バタフライのブレードはややコンパクトで、芯で捉えた時と少しずれた時の差が大きくなるという特徴があります。

カットマン用のブレードは、ブレードサイズが大きくスイートスポットが広いので、弾みこそ小さいですが、しっかりと振り切った時のドライブの回転量は大きくなります。

スイートスポットは実際にラケットを手に取ってボールを打ってみることで、確認できます。

私自身は弾みではなく、スイートスポットが大きいかどうかをラケットを選ぶ際のポイントにしています。

ですので同じラケットであっても、オンラインの場合は数本購入し、打ち比べてスイートスポットが広いものを選んだり、店頭の場合は店舗在庫をたくさん出してもらい全て打って確認して購入しています。

スイートスポットが小さいと、芯で捉えた時の弾みが大きく、コンパクトなスイングで威力を出すことが出来ますが、ずれた時に弾まないということにつながるデメリットもあります。

安定感の欲しいプレイヤーはスイートスポット広めの個体を、確実に同じ場所で捉えることができ、威力を求めるプレイヤーはスイートスポットが小さい個体を選ぶとよいでしょう。

個体によってもスイートスポットが縦長のものや、横長、綺麗な円、非対称な分布というものもあります。

合わせるラバーや、自分のスタイルに合わせて選ぶことが一番大切です。

また基本的にミドルから高価格帯のラケットであれば、そこまで大きな個体差は無いので、よほどの強いこだわりがある人以外は、ネットでの最安購入で何ら問題ありません。

まとめ

今回は卓球ラケットの個体差の重量、スイートスポット、弾みについて解説しました。

①一般的に重量が重いほうが弾みが強い

②スイートスポットが広いと弾みがマイルド

③スイートスポットが狭いと弾みが強い

という特徴があります。

自身のプレイスタイルに合ったラケットの中から、さらに個体で厳選するのも用具選びの楽しみ方かなと思います。

今回の内容が役に立てばうれしいです。

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次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!

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