【卓球ラケット】 木材、特殊素材による違いについて解説

卓球知識

今回は卓球ラケットの素材について

①バルサ

②ヒノキ一枚板

③木材合板

④カーボン

⑤ALC、ZLC、ZLF、CNF

の5つについて特徴や適したプレイスタイルを紹介します。

バルサ

バルサを使用したラケットは密度が低く、非常に軽く、柔らかいのが特徴です。

弱いインパクトではコントロール性に優れ、強いインパクトでは球離れが非常にはやく回転をかけるのが難しくなります。

球離れのはやさから、台から離れたところでのドライブ対決には向かないため、台に近いところでのブロック主戦型の選手や、粒高使用者に適したラケットになります。

ヒノキ一枚板

ヒノキは一般的に日本式ペンホルダーに使用される木材で、柔らかい打球感が特徴です。

板厚が厚いことが多くしなりが少ないため、球離れがよく、ペンホルダーで中近距離で弾いたりドライブをかけたりするのに適しています。

ヒノキの振動特性からブロック性能にも非常に優れています。

木材合板

木材合板ラケットは適度なしなりを持ち、合板ゆえに性能にばらつきが少ないのが特徴です。

適度なしなりと、均質な合板により中距離でのドライブの打ち合いに適し、コントロールにも優れています。

回転も容易にかけることが可能なため、ボールが台についてから加速させることで結果としてスピードのある球になります。

カーボン

ALCやZLCと異なり、特殊素材としてカーボンのみが使用されたラケットは、とても硬くほとんどしなりがないのが特徴です。

硬くしならないという性質から、力のある一撃狙いのパワーヒッターに適しています。

球離れも早く、回転をかけにくいので、台から離れたところでのループには適しません。

ALC、ZLC、ZLF、CNF

ALC、ZLC、ZLF、CNFといった特殊素材は、木材合板の感覚を残し、威力もだせるというのが特徴です。

現代に一番適しているラケットで、弱いインパクトでは木材同様に、強いインパクトでは特殊素材により、木材合板と比較して威力を出すことが可能です。

コントロールと威力、感覚すべてにおいて優れたラケットと言えます。

まとめ

今回は卓球ラケットの素材ごとの特徴や適したプレイスタイルについて紹介しました。

卓球ラケットは使用されている木材によって上記の5つに大きく分類できます。

卓球においてはラケットがプレイスタイルの8割を決定すると言われるくらい大切なものとなっています。

素材によってやりやすいプレイスタイルがあるため、この記事が皆さんの用具選びの参考になればと思います。

その他のおすすめ記事はこちら

次回の投稿でお会いしましょう!よい一日を!

コメント