【選手用レビュー】中国チーム用テナジー64

中国卓球用具

皆さんこんにちは!

今回は最近入手した激レア中国チームのテナジー64について早速使用しましたので

①仕様

②使用感

の2点について紹介します。

仕様

まずは実物の写真をご覧ください。

正直トップシートの見た目は、市販のテナジー自体も非常に質が高いので、何ら差は無いかなという印象です。

この艶のあるいかにも回転がかかりそうなトップシートは遠目で見てもテナジーと分かります。

特に赤色、黒色とある中で赤色のラバーの光沢が個人的には好きです。

スポンジも市販のものと見た目においては違いが分かりません。

このラバーの大きな特徴はスポンジ面に市販のテナジーには刻印されることのないCHINAの文字が入っているところです。

日本で供給されるものは、裏面の英字が特徴的な並びになっていたりするようですが、こちらのラバーは中国チームと分かりやすく、CHINAとなっています。

トップシートの硬度、スポンジの硬度も指で触った程度では通常のテナジーと違いはありません。

使用感

テナジー64については、私の過去使用ラバーバック編で軽く紹介しています。

今回は中国チームテナジー64のバック面での使用感について紹介します。

軽打:さすがテナジー64だけあり、軽打でもオートマティックに回転がかかったラリーの続けやすい良いボールが出ます。

軽打においては市販のテナジーと差は無いかなと感じます。

テナジー05であれば、弧線が上がりすぎたり、回転を食らいすぎたりしますが、程よい球離れで弧線低めのボールがメインです。

強打:強打においては、擦るドライブ、当てるドライブ共に威力のある良いボールが出せます。

特に当てるドライブにおいては、相手の回転関係なく、しっかりと強くインパクトすることで相手コートに突き刺さるような、鋭い弧線の低いボールを安定して出すことが出来ます。

市販のテナジーよりも弾みがやや小さくチューニングされていると感じます。

市販のテナジーであればコントロールが難しい場面でも安心して振りぬくことが出来る安定感があります。

擦るドライブについては、スピードが強みのラバーではありますが、トップシートの質の高さからしっかりと引っかかりもあり、粘着ラバーほどではありませんが、沈むようなドライブを打つことが出来ます。

ただ、相手の回転の影響を受けてしまうので純粋なドライブの引き合いなどで、当てるボールと混ぜて使用すると効果的であると感じました。

強打においては当てるドライブが強すぎるなという総評です。

ブロック:ブロックにおいては、総じて欠点はなく、特にミート系のブロックが非常に強いという印象です。

トップシートが回転に敏感であるため、感覚のある選手が使用すれば、サイドスピンブロックや、回転をほぼかけない変化形のブロックを出すことも出来ます。

やはり先ほどの強打と同様に、長年に渡って研究開発された、スポンジとトップシート両方を使用する当てるドライブが非常にやりやすいです。

大幅に角度を間違えるともちろん、台には収まりませんが、多少の角度のずれであれば当てればとりあえずは返球できるという印象です。

強くミートすることで、相手の回転とスピードを利用した、非常に早く鋭いボールを返すことも出来ます。

サーブレシーブ:サーブにおいては、トップシートのみを使用した回転をしっかりかけて短く出すサーブや、スポンジまで食い込ませて、スピードのあるサーブなど、回転とスピードの緩急が非常につけやすいです。

レシーブにおいては、厚く当ててしまうと回転を食らってしまうので、トップシートのみで薄くとらえることで、回転量のある低いレシーブを出すことが出来ます。

チキータレシーブにおいては他のラバーよりも弧線を高く作るというイメージで横上に擦ることで回転量の多いチキータにしたり、しっかりとスポンジまで使えるように早いスイングで厚くとらえることで、当てるドライブ同様に相手の回転関係なく鋭いボールを返球することが出来ます。

まとめ

今回は選手用テナジーCHINAについて、仕様や使用感について紹介しました。

市販のテナジーよりも弾みがやや小さいのか、コントロール性能が向上しているように感じました。

このラバーに向いている選手は、バックハンドで当てるドライブやミート系の技術をメインで使用する選手であると感じました。

中国選手がフォアハンドは擦りメインの回転量の多いドライブ、バックハンドは当てメインのスピードのあるドライブと球質を変化させて戦っていた理由がラバーにもあると思いました。

非常に良いラバーですので、フォアハンドでの使用もお勧めです。

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今回の内容が役に立てば幸いです。

次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!

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