皆さんこんにちは!
今回は質問で何件か来ていた卓球ラバーの已打底について
①已打底とは
②貼り方による打球感の違い
の2点について紹介します。
已打底とは
卓球をプレイしている人であれば、已打底という言葉を聞いたり、見たりした方は多いのではないでしょうか。
まず已打底は中国の言葉であり、打底が補助剤加工、已がすでにしている、という意味です。
つまり、已打底ラバーは、既に補助剤加工をしているラバーという意味になります。
漢字ということからも分かるように已打底ラバーは、基本的に中国ラバーにのみ存在しています。
補助剤について、効果や使い方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
已打底も実際の補助剤と比較してしまうと、効果は小さいですが、未打底のラバーと比べると、已打底ラバーは安定性、威力、寿命の面で確実に底上げされていると感じます。
国内で人気の粘着ラバー、NEOキョウヒョウは已打底、キョウヒョウは未打底となっています。
手軽に已打底ラバーを使用したいという方は、コストパフォーマンスや使いやすさに優れているNEOキョウヒョウをお勧めします。
貼り方による打球感の違い
已打底ラバーは貼り方により、打球感が異なるという性質があり、これを覚えておくことで自身の好みに近づけることが出来ます。
基本的に已打底ラバーは開封後すぐに貼らず1~2日空気に触れさせるようにして下さい。
補助剤の使い方でも解説していますが、ラバーに補助剤成分が浸透するのを待つ必要があります。
已打底ラバーは工場において、已打底膜が塗られた後すぐに密封されるため、空気に触れている時間がありません。
このため、使用前には成分を浸透させるために1~2日寝かせると成分が浸透・安定し、軟らかく、扱いやすい打球感になります。
また、已打底膜を剥がす貼り方と、そのままにしておく貼り方でも打球感が変わってきます。
已打底膜を剥がす貼り方
あまり知られていませんが、已打底膜は簡単に剥がすことが出来ます。
基本的は使用済みのラバーから接着剤を剥がすのと同様に、端から丁寧にスポンジを傷つけないように剥がしていきます。
已打底膜を剥がした場合は、接着の際に自身で接着剤を塗る必要があります。
已打底膜は通常の接着剤と比較してやや硬い特徴があるため、已打底膜を剥がすことで軟らかく、弾みもやや上昇します。
成分は既に浸透しているため、已打底膜を剥がしたことによる寿命の縮むということはありません。
やや軟らかい打球感を好むプレイヤーは已打底膜を剥がして、貼ることをお勧めします。
已打底膜を残す貼り方
已打底膜を残す貼り方は、基本的に多くの方が行っているのではないでしょうか。
已打底膜は既に接着剤を塗っているのと同じですので、ラケット側に接着剤を塗ることでラバーに貼ることが出来ます。
先ほども紹介しましたが、已打底膜はやや硬い特徴があるため、やや硬い打球感になります。
また、已打底膜の上から接着剤を塗ることで、硬い打球感は残しつつ、弾みを少し上げることも出来ます。
やや硬い打球感を好むプレイヤーは已打底を残して、貼ることをお勧めします。
まとめ
今回は卓球ラバーの已打底について、貼り方も含めて紹介しました。
カチカチの粘着ラバーを何とかして、扱いやすいくするという中国企業の、開発魂を感じることの出来るラバーです。
実際、現在の粘着ラバー愛用者の多くは已打底ラバーを使用しているのではないでしょうか。
特に貼り方によって性能が異なるというのも面白い点だと思います。
ちなみに私自身は、パッケージからラバーを出して2日間寝かした後、已打底膜を剥がして、接着しています。
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今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!
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