皆さんこんにちは!
今回は以前に馬龍選手が使用しており、現在でも国チームの若手選手の感覚育成用として使用されている国チーム用506を入手することが出来ましたので、レビューしていきたいと思います。
今回はこの国チーム用506について
①仕様
②使用感
の2点について紹介します。
仕様
まずは実物の写真をご覧ください。
紅双喜らしい定番のカラーを使用したデザインで横から板を確認しなければ、最新のW968と見分けがつきません。
グリップエンドの馬龍選手はオリンピック時の最新のものが使用されています。
サイドから見ると板自体は染色されたやや硬めの層(現在の特殊素材風)がありこの506が登場した当時は最先端のラケットでした。
現在でも感覚育成用に使用されているところを考えると、打球感と弾みなどかなりバランスの良いラケットなのではないかなと想像できます。
スペックは以下の通りです。
素材:木材合板
板厚:6.48mm
重量:89.0g
最新の特殊素材ラケットよりもやや厚めになっています。
使用感
軽打:最新のW968と比較しても、板厚が分厚いこともあり、軽打での飛びは大差ないかなという印象です。
市販のキョウヒョウ龍5よりもしなりが少なく、安定感、安心感があります。
強打:強打においては、最新のW968と比較してごくわずか球離れが早い印象があり、また板厚の関係か少し打球感が少し硬いと感じます。
個人的にはW968は球持ちがよく、ループドライブなどで持ちすぎてオーバーミスすることがあったので、506のやや早い球離れの方がコントロールしやすく、当て打ち、擦り打ち共に安定感があります。
W968では擦り打ちと当て打ちで異なった球質(当て打ちはスピード重視、擦り打ちは回転重視)で攻めることが出来ますが、506は球離れの関係か、球質にW968ほどの差がないため、その点はデメリットなのかなと思います。
ブロック:程よい球持ちに加え、最近のラケットの中では厚めの板厚、しなりの少なさにより、基本的に、ミスなく気持ちよくブロックすることが出来ます。
サーブレシーブ:(サーブレシーブは板厚薄めのラケットの方が球持ちの関係上、やり易いので)今まで紹介してきたラケットと比較すると感動するような使いやすいという感覚はありませんが、打球感がいいのでサーブ、レシーブ共に問題なく行うことが出来ます。
スマッシュ:しなりが少ない、真っ直ぐ飛ぶというメリットが十分に発揮されたパンチの強いスマッシュを打つことが出来ます。
まとめ
今回は中国国チーム用506について仕様、使用感について紹介しました。
個人的には他の国チームラケットのように○○が優れているという飛び出た性能は感じませんでしたが、作りやバランスが非常によく、全てを高いレベルで達成しているラケットであると感じました。
選手の感覚育成用というのもうなずけるラケットでした。
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今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!
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