今回は過去にもレビューをしたW968の王励勤選手が使用していた、キョウヒョウ王が入手出来ましたので共有していきたいと思います。
同じW968でも板構成は同じでも見た目が異なるものも存在するため入手できた分紹介していければと思います。
今回はこのW968キョウヒョウ王について
①仕様
②使用感(同じ構成のW968でコレクション用なので打球感は過去の引用)
の2点について紹介します。
仕様
まずは実物の写真をご覧ください。
グリップ及びグリップエンド以外の見た目やスペックは馬龍選手を含め中国トップ選手が現在も使用している以前紹介したW968と変わらない印象です。
個人的には黒いグリップが好みなので非常に好きなデザインとなっています。
また最近は見かけないグリップの三日月ラインが黄色と灰色のコンビのものでより一層珍しいラケットとなっています。
2013年に制作されたラケットなのでどの選手が使用する予定だったのか非常に気になる1本です。
スペックは
素材:インナー特殊素材(ZLC系)
板厚:5.93mm
重量:91g
となっています。
今までに使ってきたW968と見た感じ、板の構成や、厚み、質は変わらないように思います。
使用感
※使用感は過去にレビューしたW968の引用です。
軽打:さすがW968、軟らかい打球感でしなりが強いです。選手用だけあり、スイートスポットが広く軽打でも球が走ります。ボールの感覚がしっかりと手に伝わってきます。
強打:強打においては、他のW968と全く同じ打球感です。
適度なしなりがあるので、厚く当てる打ち方ではしなりにより威力を出すことが出来ます。
また、擦る打ち方においても、球持ちの良い性能のおかげでしっかりと掴んで回転をかけることが可能です。
サーブレシーブ:さすがW968、サーブレシーブは非常にやりやすいです。インナー特殊素材の利点である、タッチプレイでの感覚の良さによる回転のかけ易さはもちろん、弾みもあるので、上回転の速いロングサーブも出すことが出来ます。
スマッシュ:キョウヒョウ系のラケットにも当てはまりますが、W968も掴むラケットなので、やや相手の回転を食らうかなという印象です。
少し横回転を入れてスマッシュをすると非常にやりやすいです。威力は申し分ありません。
このラケットは打球感が非常に良いので、特にブロック性能に優れていると感じます。
しっかりと相手の球威を吸収した止めるようなブロックや、ミート系の威力あるブロック、横回転を含ませたサイドスピンブロックまで自由自在です。
W968はこれまで5本ほど使用してきましたが、性能や品質は非常に良いラケットです。
粘着ラバーとの相性はもちろん、やや硬めのテンションラバーとの相性も良いので、かなり万能です。
W968であればロットによる打球感も大きく変わることはないので、デザインが好みのものを使用するとモチベーションも上がります。
まとめ
今回は非常に珍しいキョウヒョウ王デザインのW968国チーム用について画像の共有&レビューを行いました。
中国ではグリップと板が異なるものを使用していたり、レンズが変わっていたりとぱっと見では分からない変更を加えたラケットを使用している選手がいたりしますので今回の1本もそのたぐいなのかなと感じています。
これからも中国の面白いラケットをレビューしていきますのでよろしくお願いします。
過去のW968のレビューはこちら
今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!
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