今回はキョウヒョウ301のアップグレードバージョンとして、紅双喜から新発売されたキョウヒョウ301Xについて
①仕様
②使用感
の2点について紹介していきます。
仕様
まずは実際の写真をご覧ください。
前作のキョウヒョウ301同様に染色されたトップ板に、インナー特殊素材(アラミドカーボン系)となっています。
普段301を使用している私にとっては、非常に楽しみにしていたラケットです。
グリップのデザインに黄色が増え、サイドの刻印にはXが追加されています。
フィルムには301Xと印刷があり、グリップ裏には公式サイトで認証できるシールもしっかりとついています。
板厚:5.8mm
重量:92g
板厚はキョウヒョウ龍5と比較してやや薄い仕上がりになっています。
グリップ形状、ブレードサイズはキョウヒョウ龍5と同じです。
使用感
301Xは染色されたトップ板が採用されており見た目からは硬い印象を受けます。
しかし、実際はキョウヒョウ龍5よりも打球感は軟らかいです。
過去にレビューした市販のキョウヒョウラケットシリーズの打球感を比較すると
打球感の軟らかさ:キョウヒョウ龍5LITE>キョウヒョウ301X>キョウヒョウ龍5>キョウヒョウ極
のような感じになります。
ここからはキョウヒョウ301Xのレビューです。
軽打:打球感は先ほど紹介したようにキョウヒョウ龍5よりも軟らかいですが、しなりが少ないため思ったより飛距離が出ません。自分で振った力がそのまま反映される感覚です。
強打:強打においてはしなりが少ない分、暴発せず、心地の良い打球感で、安定した回転、スピードを両立することが出来ます。威力にも優れています。
サーブレシーブ:インナーラケット全体に共通する特徴ですが、基本的にぶっ飛び出ないためサーブレシーブにおいてはやりやすさは抜群です。
301Xは特にしなりが少ない分弾みが小さく、軽いインパクトではネットミスをするくらいコンパクトにレシーブすることが出来ます。
チキータなどの攻めたレシーブもしっかりと掴んで行うことが可能です。
短くだすサーブ、長くだすサーブ共に非常にやりやすいです。
スマッシュ:しなりが少ないので、軽いタッチではあまり威力はでませんが、ラバーに食い込ませて、特殊素材の性能を生かせた時の威力は素晴らしいです。
キョウヒョウ301Xは、しっかりと詰まった木材のように軟らかい打球感で、非常に感覚伝達に優れたラケットです。
しなりが強いラケットでないので、キョウヒョウ龍5のようなぶっ飛び性能を求める方には合わないかなと思います。
しかし、打球感の良さと、自分のインパクトを全て伝えてくれる性能の良さから、自分のスイングで球威をコントロールしたい選手や、様々な回転で相手を翻弄するタイプの選手には非常におすすめなラケットです。
まとめ
今回はキョウヒョウ301Xについて紹介しました。
私は昔から301Xと同じ構成のN301を愛用しており、打球感の良さと、自分の打った分の威力をきちんと伝えてくれる特性から、これを使ってからメインラケットは一度も変更していません。
自分で回転をかけることが出来、ドライブの回転をカーブにしたり、シュートにしたりと自在に操れる選手はぜひ使用していただきたいラケットです。感覚の伝達の良さに驚かされると思います。
今回の内容が役に立てば幸いです。
その他のレビューはこちら
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!
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