【卓球ラケット】 木材の種類と性能の違い

卓球知識

皆さんこんにちは!

今回は、卓球ラケットに使用されている代表的な木材を数種紹介していきます。

ラケットに使われている木材を見るだけで、おおよその性能が分かることもあるので是非参考にして見て下さい。

卓球ラケットの木材について

①芯材

②トップ板

の2つについて紹介します。

芯材

卓球ラケットの芯材は、ラケットの一番内側に使用されている木材のことです。

基本的には、キリとアユースが使われていることが多いです。

キリ

中心材として使用されている木材で一番多いものがこの、キリです。

キリは、非常に軽く程よく弾むという特徴があります。また、比較的良い性能で安価に手に入れることが出来るので、メーカーとしては非常に都合の良い木材です。

ややスカスカとした打球感になるため、基本的にはアウター特殊素材の、球持ちではなく球離れや弾みを重視したタイプのラケットに使用されていることが多いです。

デメリットとしては、吸湿性が高いので、乾燥剤を入れたりとある程度、湿度の管理をする必要があります。

日本で有名なラケットメーカーに多く採用されています。

見分け方ですが、少し毛羽たちがあり、ザラザラとした質感であれば、キリの可能性が高いです。(アウターラケットは基本的にキリです。)

アユース

キリの次に使用されることの多い芯材がアユースです。

アユースはキリと比較してやや重量があり、詰まっているためスカスカとした打球感にはならない特徴があります。

インナー特殊素材ラケットの芯材として使われることが多く、球持ちと軟らかい打球感を作りだすのに貢献しています。

個人的には、アユース芯材のアウターラケットがあればよいなと思うほど、おすすめの芯材です。

見分け方ですが、非常に薄い黄色で、非常に小さな穴が開いていれば、アユースの可能性が高いです。(インナーラケットに多く採用されています。)

トップ板

卓球ラケットのトップ板は、ラケットの一番外側に使われている木材です。

基本的には、コトとリンバが使用されることが多いです。

コト

コトはアウター特殊素材のラケットに多く使用されている木材です。

ビスカリアなどにあるフィッシュスケールの見られる木材は基本的にコトです。

かなり白っぽい木材で、汗などの汚れが染みつきにくく、硬いのが特徴です。

またその特徴から、角度によっても色が変わって見えます。

硬くしっかりとした木材なので、ケアに神経質にならなくて良いのもうれしいポイントです。

アウター特殊素材のラケットの硬めの打球感は、キリとコトの組み合わせにより生まれていると言っても過言でもありません。

リンバ

リンバはインナー特殊素材のラケットに多く使用されている木材です。

コトと比較すると軟らかい印象ですが、しっかりとした打球感を生み出すのに貢献しています。

リンバはコトと異なり、角度を変えても表情を変えることはありません。

アユースの詰まった、しっかりとした芯と、リンバのやや軟らかい組み合わせがインナー特殊素材の球持ちに貢献しています。

その他

ローズウッドや黒檀などのもとから色のついている木材や、人工的に染色した木材などは基本的に、先ほど紹介した2つのトップ板よりも密度があり、硬く重いという特徴があります。

色のある木材は見た目がかっこいいというメリットもありますが、硬く重い性質から、ラケットに使用した際にも硬い打球感になるため、使用者を選ぶラケットになりやすいというデメリットもあります。

まとめ

今回は、ラケットに使用される芯材と、トップ板の代表的な素材について解説しました。

ラケットを選ぶ際には特殊素材だけでなく、芯材やトップ板などの性能も考えることで、自分の感覚にあうラケットを購入することが出来ます。

アウター特殊素材の芯材はキリ、トップ板はコトの組み合わせが多く、インナー特殊素材の芯材はアユース、トップ板はリンバの組み合わせが多いです。

皆さんのお気に入りの木材があればぜひコメントしてください。

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今回の内容が参考になれば幸いです。

次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!

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