【国内初レビュー】 激レア国チーム用卓球ラケット K160

中国卓球用具

今回は中国国チームにて供給されているK160について

①仕様

②使用感

③K161との違い

④似ているラケット

の4点についてお話していきます。

仕様

まずは写真をご覧ください。

グリップレンズは紅双喜のロゴが採用されています。

グリップは昔のキョウヒョウシリーズに見られる黄色とグレーの三日月ラインが採用されています。

W968と異なり、グリップエンドにはレンズは無く、K160と刻印されています。

サイドにはK160の文字と国チーム用の証である、製造年月日が刻印されています。

詳細については

板厚:5.75mm

重量:97.2g

ブレードサイズ:151×159

板構成:Kiri, Limba, ALC, Koto(ビスカリアと全く同じ)

となっています。

ビスカリアと全く同じ板構成で、ブレードサイズは縦のみ2mm程度大きくなっています。

板厚はビスカリアより表面のKotoが薄い仕上がりのため、全体としてわずかに薄くなっています。

重量はビスカリアの平均重量87gと比較して10g程度重く、相当詰まった木材が使用されています。

国チームのほかのラケットと比較しても5gほど重い仕上がりです。

使用感

ビスカリアと同じ板構成ですので今回はビスカリアと比較してみます。

まずラバーを貼る前の板にボールを当てた時の音の比較です。

ビスカリアはコンコンと高い音なのに対して、K160はトントンというような低い音となりました。

次に実際使用した際の比較です。

弾み:ビスカリア>K160

球持ち:K160>ビスカリア

威力:K160>ビスカリア

手に伝わる感覚:K160>ビスカリア

しなり:K160>ビスカリア

というような結果になりました。

軽打:軽打においてはアウター特殊素材だけあり、しっかりと弾み、軽い力でしっかりと飛ばすことが出来ます。

強打:強打では、しっかりと掴むラケットですが、アウター特殊素材であるため、弾みが強く、回転量・スピード共に非常にある重たい球を出すことが出来ます。

重量も重いので相手の回転に負けることなく、簡単に上書きすることが可能です。

スマッシュ:スマッシュについてもアウター特殊素材の良さが発揮され、横回転を含ませたスマッシュが非常に打ちやすいです。

サーブレシーブ:アウター特殊素材で弾みは強いですが、掴む感覚があるので、サーブレシーブにおいては非常にやりやすいです。特にチキータのやりやすさ、回転量が一番魅力に感じました。

K161との違い

K160に似ているK161というラケットがあり、両者の違いを解説します。

K161というとYan An選手が使用しているのではと話題になりましたが、その点についても解説します。

ブレードサイズ、グリップ形状は変わりません。グリップの色はK161は紫となっています。

一番の違いは板構成です。

K160は Kiri, Limba, ALC, Koto ですが

K161は Kiri, Limba, ALC, Limba です。

ラケット表面に用いられている木材がLimbaと異なっています。Limbaは板が柔らかいのでほぼ気づかないような差ですが掴む印象があります。

K161を使用していると思われていたYan An選手も実はトップ板がKotoのK160を使用していました。

似ているラケット

板の構成だけで言えばビスカリアと瓜二つですが、ブレードサイズやグリップ形状などが大きく異なるため、必然的に打球感も変わってきます。

全てを踏まえて私が今まで使用してきた中から、似ているラケットを選ぶとすると、紅双喜が出しているH301(チーム用はN301)が非常に近いと感じました。

H301はK160と同じ紅双喜製であるため、ブレードサイズ、グリップ形状は全く同じです。

特殊素材には共にALCを使用し、表面板も同じKotoを使用しています。

インナーで内側に特殊素材を配置し柔らかくした分、トップ板に硬い染色したKotoを使用しているため、打球感、性能、使用木材含めK160に一番近いなと感じました。

まとめ

今回は中国国チームに供給されているビスカリア系ラケットである、K160について紹介しました。

ビスカリアと同じ板構成ですが、形状が異なることで違った性能になるという新しい発見が出来ました。

K161とK160の違いについてもおそらく知らない方が多かったのではないでしょうか。

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次回の投稿でお会いしましょう!よい一日を!

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