【レビュー】W968そっくり!? YASAKA Atletico Power

中国卓球用具

皆さんこんにちは!

今回は巷で中国選手が使用しているW968と似ていると有名なYASAKAのAtletico Powerを入手することが出来ましたのでレビューしていきたいと思います。

中国選手愛用ラケットであるW968との比較も出来ればと考えています。

今回はこのヤサカのAtletico Powerについて

①仕様

②使用感

の2点について紹介します。

仕様

まずは実物の写真をご覧下さい。

黒をベースのグリップに赤のアクセントが加わり見た目〇です。

グリップの形状はW968のような細身ではなく、ビスカリア系の太めのグリップになっています。

レンズも表裏共に同じ形状のものが埋め込まれており、グリップエンドにはYASAKAのロゴレンズが埋め込まれています。

ブレード形状もW968のような縦長型ではなく、ビスカリア系の丸に近いようなシェイプです。

素材:インナー特殊素材(ZLC系)

板厚:5.95mm

重量:93.0g

重量もビスカリア系シェイプで93gとかなり重量のある仕上がりです。

平均重量も90gと重いのでよく飛ぶラケットなのかなとスペックで推測できます。

日本で発売されていませんがサイドにはしっかりとJTTAAの刻印があります。近いうちに発売される証拠かもしれません。

使用感

今回はフォア面に粘着(定天ブルースポンジ39度)、バック面にMXPでの使用です。

軽打:W968よりもブレードの縦の長さが小さい分しなりが少なく、あまり飛ばない印象です。

しなりは小さいものの打球感はW968よりも打球感は軟らかく感じます。

ビスカリア系のグリップで手にフィットするのでフォアバックの切り替えがしやすく取り回しが非常に良いのが好印象です。

強打:強打においては、フォア面は直線的にしっかりと弾んでくれます。板厚薄めのアウターラケットだとやや板厚が薄い分強く当てた際の安定感が小さくなる場合もありますが、板厚と板構成のおかげで安定感があり非常に扱いやすいです。

擦り打ちと当て打ちの球質がかなり違うため、意識的に使い分けることで相手がかなりやりずらくなるのではと感じます。

バックハンドも非常に振りやすく、W968では当てるバックハンドがやりやすいのに対して、Atletico Powerでは擦るバックハンドもやりやすいです。

W968ではラケットの形状的にフォアハンド重視のプレイになりがちですが、Atletico Powerであればバックハンドも振りやすく、取り回しが良いので、幅広いプレイスタイルにマッチすると感じました。

ブロック:フォアハンドのブロックはもちろん、バックハンドブロックが非常にやりやすいです。

コンパクトなブレード形状、軟らかめの板構成のおかげで、余分なしなりや弾みがなく、思った通りの球を返すことが出来ます。

相手の威力をそのまま利用するプッシュのようなブロックや、相手の威力を吸収して遅いブロック、サイドスピンで威力を逃がしたブロックなど、ブロックの幅が増えるので攻め中心ではなく、守りをうまく利用するプレイヤーにも合う印象です。

サーブレシーブ:打球感が非常に良いので、薄くとらえるサーブ、厚くとらえるサーブ共に非常に出しやすいです。

薄くとらえて回転重視、厚くとらえてスピード重視とコントロール性に優れています。

レシーブではフォアハンドはW968に近い性能ですが、バックハンドはグリップ形状のおかげで手にフィットするため台上での面ブレが少なく思った通りしっかりと掴んで飛ばすことが出来ます。

スマッシュ:W968よりもしなりが少ないためぶっ飛びではありませんが、十分に威力のあるスマッシュを打つことが出来ます。

まとめ

今回は巷で話題のAtletico Powerについてレビューしました。

板の構成はW968と非常に近いものがありますが、グリップやブレードの形状の違いから性能に差が見られました。

フォアハンドに関しては形状からか、やや威力が小さくなったかなという風に感じますが、その分安定感も上がり、バックハンドの扱いやすさがプラスされ、万人向けのプレイスタイルを選ばないインナーラケットに仕上がっているという印象です。

個人的にかなり印象の良いラケットであるため、しばらく使用してみようと考えています。

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今回の内容が役に立てば幸いです。

次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!

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