【卓球】 ラバーの切り方による性能の違いはある!?

卓球知識

今回はラバー貼りの際のカットの大きさとその性能について

①はみ出す場合

②ピッタリの場合

③(番外編)小さい場合

の3点に分けて解説します。

前置き

ラバー貼りは基本的に自分で行う、もしくはショップで行うの2つの方法があります。

最初のうちはショップにお願いするのがベターですが、自分で貼れるようになると接着材の厚さや、ラバーのはみ出し具合、テンション具合を好きなように調整することが可能です。

ラバー貼りについての記事は、私の次回のラバー交換の際に写真を撮り次第アップします。

次に①はみ出す、②ピッタリ、③小さい、のそれぞれの特徴について紹介します。

はみ出す場合

ラバーがラケットからはみ出す場合のメリットは

①打球感が軟らかくなる

②遠心力を利用できる

ラケットを保護できる

貼り直しができる

の4つあります。

ラバーのはみ出しについては、基本的には2mmまでとされていることが多いようですが、あらかじめ出場する大会などに問い合わせることをお勧めします。

打球感が軟らかくなる

一つ目の打球感が軟らかくなるは、サイドテープのメリットと被っていますが、

ラケットの周りが僅かに重たくなるため、やや大きいブレードサイズのラケットを使っているのと疑似的に同じになります。(厳密には重量分布が関係してきます。)

これによりスイートスポットが広くなり、軟らかい打球感になります。

サイドテープのメリットはこちらをご覧ください。

遠心力を利用できる

二つ目の遠心力を利用できるについては、ラバーはそこそこの重量があるので、2mm程度大きく貼るだけで全体として、数グラムの重量アップになります。

ラケットの重量が重くなるほど、遠心力を利用でき、振り切れた場合の威力が向上し、また、ブロックで押し負けないというメリットがあります。

ラケットを保護できる

四つ目のラケットを保護できるについては、ラバーを数ミリ程度大きめに貼ることで、ラケットサイドをぶつけた際に、ラバーがクッションとなり直接ラケットが台に当たるのを防ぐことが出来ます。

貼り直しができる

三つ目の貼り直しができるについては、基本的にラバーは消耗品なので貼ったり剥がしたりすると性能が落ちる場合があるのでおすすめは出来ません。

ラバーは一度貼って剥がすと、数ミリ程度縮むので、最初大きめに貼っておくことで、メインラケットでの運用を終えた後に、サブラケットに貼ったり、遊びのラケットにジャストサイズで貼ることが出来ます。

このような4つのメリットがありましたが、打球感の変化や重量の増加はデメリットにもなり得ます。

また、まんべんなく同じミリ数大きくカットすることが難しいというデメリットもあります。

ピッタリの場合

ラバーがラケットサイズにピッタリ場合のメリットは

①メーカー表記のラバーの性能を引き出すことが出来る

②カットが簡単

の2点あります。

お店でカットしてもらう場合は基本的にはこちらのピッタリの仕上がりになります。

メーカー表記のラバーの性能を引き出すことが出来る

一つ目のメーカー表記のラバーの性能を引き出すことが出来るについては、基本的にメーカーの推奨はピッタリサイズに切るとなっています。

メーカーがラバーを開発する際にはトップ選手の試打評価も見て改良していきます。

トップ選手は基本的にピッタリにカットしていますので、ピッタリにカットすることで、メーカーの表記通りの性能で使用することが出来ます。

メーカーのデモ動画でもピッタリサイズにカットされている様子が確認できます。

カットが簡単

二つ目のカットが簡単については、ラケット側面に沿って垂直に刃を入れることで、自然とピッタリサイズにカットすることが出来ます。

(番外編)小さい場合

最後に使いまわしのラバー限定なるかと思いますが、小さい場合のメリットについて紹介します。

ラバーがラケットについて小さい場合も大きい場合と同様で、基本的に2mmまでとされることが多いです。(事前に確認されることをお勧めします。)

メリットとしては

①振り切りが良くなる

②弾みが大きくなる

の2点があります。

振り切りが良くなる

一つ目の振り切りが良くなるについては、当たり前ですが、小さいラバーだとラケットの端まで、ラバーがないので、重心がグリップ側に近くなり、振り切りがよくなるというメリットがあります。

また使用する接着剤の面積が小さいのでその分軽くもなります。

弾みが大きくなる

二つ目の弾みが大きくなるについては、大きめに切った時の打球感が軟らかくなるの真逆で、ラバーが小さい分スイートスポットが小さくなるため、芯をとらえた時の弾みが大きくなる傾向があります。

メリットだけではなく、ラケットをぶつけた時に直接木材にダメージが入ることや、ラケットの端で打球したときにラバーがないので入らないという致命的なデメリットもあります。

まとめ

今回はラバーのカットとその性能について紹介しました。

基本的にトップ選手はピッタリサイズにカットしていることが多いですが、時々ほんの少し大きめが良いなど、こだわりを持っている選手もいます。

私は重量ももちろん、打球感が好みなのでピッタリサイズにカットしています。

皆さんの拘りがあれば教えてください。

その他のおすすめ記事はこちら

今回の内容が役に立てば幸いです。

次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!

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