【レビュー】廃盤卓球ラケット 劉詩文 zlf   

中国卓球用具

皆さんこんにちは!

今回は私が過去に愛用していた思い入れの深い卓球ラケット Liu Shiwen ZLF を新品で入手することが出来ましたのでレビューしていきたいと思います。

現在は選手との契約の関係などから廃盤になっていますが、個人的にデザイン、性能共に非常にこのみなラケットです。

今回はこの劉詩文 zlfについて

①仕様

②使用感

の2点について紹介します。

仕様

まずは実物の写真をご覧ください。

バタフライのラケットはフィルムではなく直接ブレードに文字やデザインが印刷されています。

素材:インナー特殊素材(ZLF)

板厚:5.78mm

重量:89g

私が以前所有していた初期のモデルとは印字、グリップのロゴデザインが異なっていますが、板構成、グリップの配色は同じです。(初期モデルはブレードの印字が前面に広がっていたような記憶があります。)

ここ最近のモデルには画像のように青色のホログラムチップが埋め込まれています。

アユース、リンバ、ZLF、インナー、標準より1mm程度大きなブレードと、完全に球持ち、打球感覚に優れている構成であるというのが見た目から感じられます。

このグリップのデザインの色違いで、張継科FLも販売されていました。同じデザインながら、構成やグリップ形状が異なっていたため、両方所有されていた方も多いのではないでしょうか。

昔練習で愛用していた思い入れの深いラケットの新品を、もう一度入手することが出来て非常にうれしく、懐かしく感じています。

使用感

使用ラバーはいつもと同様、フォア面粘着、バック面MXPです。

軽打:打球感は非常に軟らかく、大き目なブレードということもあり、ポコポコと木材ラケットのような感覚です。

軽打でもボールの感覚がきちんと手に伝わってきます。

強打:強打においても、打球感の良さが際立ちます。

同じ板厚の木材ラケットであれば強打の際にしなり過ぎて威力をロスすることもありますが、適度にZLファイバーがしなりを吸収し、威力ロスすることなく安心感があります。

ブレードサイズが大きいことと、軟らかい木材中心の構成ということもあり、スイートスポットが非常に大きいです。感覚の良さやブレードの性能から弧線が非常に上がりやすく、回転量の多い球を出すことが出来ます。

硬めのアウター特殊素材のように弾く(叩く)ドライブではしなりが出るため、あまり向かない印象です。

強打においては回転と、弧線、安定感に非常に優れていると感じました。

ブロック:アウター特殊であれば、弾きの良さを生かしてバチバチとはじいてコースを突くブロックに優れていますが、このラケットは感覚重視の軟らかめのラケットであるため、掴んで横回転をかけたり、回転量を減らしたりと回転で揺さぶるブロックの性能に優れています。

サーブレシーブ:スイートスポットの広い掴むラケットなので、サーブレシーブは非常にやりやすいです。

薄く擦る技術においては掴む感覚があり、自分の思う回転を、思う回転量でかけることが出来ます。

スマッシュ:ラケット自体がぶっ飛びラケットではないので、フォア面の粘着ラバーでのスマッシュはしっかり掴んで横回転を含ませ、スピードではなく曲がりで勝負するスマッシュに適しています。

バック面のテンションラバーであれば、通常のアウターラケットのようにしっかりとインパクトし、弾き飛ばすことが出来ます。

最近は中国選手の中で両面粘着が流行っているので、サイドスピンを入れたスマッシュが主流になりつつあると感じています。

まとめ

今回は私が昔に愛用していたLiu Shiwen ZLFについて、仕様や使用感について紹介しました。

思い入れのあるラケットですが、廃盤になりもう手に入らないかと思っていましたが、入手することが出来、非常にうれしく感じています。

性能的にも粘着ラバーとの相性が非常によく、ブレードサイズもこだわりが感じられる、廃盤にするのがもったいないラケットだなと思います。

似ている構成のラケットにインナーフォースZLFがあります。ZLファイバーのインナーラケットはどのレベルの選手にもおすすめ出来るラケットです。

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今回の内容が役に立てば幸いです。

次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!

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