皆さんこんにちは!
今回はたこが個人的にこだわっている服の素材解説編、麻・リネンについて
①麻・リネンとは
②特徴
③取り入れかた
の3点について解説します。
麻とリネンについて表記が違うだけで同じものと思っている方や、もはや麻やリネンって何、と思われている方も多いと思います。
実は麻には多くの種類があり、おおよそ60種類ほどの種類があります。
麻の一種にリネンがあり、衣服に使われている麻として代表的なのが、
①亜麻(リネン)
②苧麻(ラミー)
③大麻(ヘンプ)
の3種類で、①亜麻(リネン)、②苧麻(ラミー)は服の素材表記で麻と、③大麻(ヘンプ)についてはヘンプや、大麻と記載されています。
麻と表記がある場合でも亜麻(リネン)が使用されていれば、リネンの製品ということになります。
麻・リネン共に、植物から作られた天然繊維で、寝具や衣類に利用される場合があります。
天然繊維であるため、昔から衣服をはじめ生活のさまざまな場所で使用されている、麻・リネンの特徴について紹介します。
麻・リネンは繊維の中に非常に小さな穴が開いていることにより、空気や汗などを吸水してくれるため、吸水性に優れています。
反対に吸水性に優れていながら、穴が開いている分、通気性がよく、速乾性にも優れています。
麻・リネンは天然繊維であることから肌に優しく、強度が高い素材でありながら使いこむごとに柔らかくなり、風合いが増します。
最初はやや硬い素材ですが、2年、3年と洗濯を繰り返すことで柔らかく、肌なじみがよくなってきます。
コットンなどであれば、種類にもよりますが、洗濯を繰り返すと伸びてだらしない感じになることもありますが、麻・リネンは反対に洗濯程度では伸びることはなく、強度が増していく素材です。
船のロープに麻が使用されていることがありますが、水に濡れると強度が増すという長所が生かされています。
ここ数年ミリタリーやワークのトレンドが来ており、ビンテージのフレンチリネンが再注目を浴びていますが、デザインだけでなく丈夫な素材で、長く着れるのも魅力です。
麻・リネンには繊維を繋ぐ役目をしているペクチンと呼ばれる成分が含まれています。
ペクチンが含まれている麻・リネン生地は、抗菌性があり清潔に使用することができます。
また、汚れが落ちやすく、毛羽たちを抑えるという性質も持っているため、静電気が発生しにくく、ごみが付着しにくいという利点もあります。
ここ最近ではユニクロや、無印といった手に取りやすい価格帯で麻・リネン製品が販売されているので、比較的入手しやすくなっています。
しかし、合わせ方を考えないと、低価格の麻・リネンは艶の少ない場合もあり、だらしない印象に見られてしまう可能性もあります。
麻・リネンは年中着れる素材ではありますが、基本的に通気性や、速乾性から夏にお勧めしたい素材です。
カジュアルになりすぎず、清潔感を残したまま、麻・リネンを取り入れるお勧めの方法は、パンツです。
麻・リネンを使用したパンツに、よれのない張り感のあるトップスを組み合わせるだけで他の人との差別化を図ることが可能になります。
麻・リネンパンツは、素材の特徴を生かした、生成りやダークグレーで、カジュアルすぎないようにややワイドテーパードなシルエットを選ぶと間違いありません。
また、裾にたまりが出来てしまうと一気にだらしなくなってしまうので、アンクル丈~たまらない程度の長さのものを選ぶのがポイントです。
今回は麻・リネンについて素材の特徴や、おすすめの取り入れ方について紹介しました。
ハーフパンツやデニムに飽きた方や、暑いのが嫌という方にはぜひ、麻・リネンパンツにトライして頂きたいです。
夏場のベタベタが嫌でなおかつ、清潔感を大切にしたい私は、麻・リネンパンツを愛用しています。
今回の内容が役に立てば幸いです。
普段は卓球についての内容をメインに扱っていますが、時々素材解説、取り入れ方についても扱っていきます。
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また、次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!