今回は中国トップ選手のfan zhendong選手が使用していると噂のインフィニティビスカリアについて
①仕様
②使用レビュー
の2点について紹介します。
今回も非常にレアな卓球ラケットを入手したので紹介します。
まずは実物の写真をご覧ください。
グリップはインフィニティでブレードはビスカリアになっています。
グリップエンドにはSTIGA純正の証ホログラムシールが貼られています。
グリップの形状はビスカリアと全く同じです。
市販のインフィニティはビスカリアよりもグリップが細いので自分で取り換えた場合は細くなりますが、こちらはSTIGA工場にて製造されているだけあり、しっかりと太く、処理は非常に丁寧です。
詳細については
板厚:5.8mm
重量:89g
ブレードサイズ:150×157
板構成:Kiri, Limba, ALC, Koto(もちろんビスカリアと同じ)
となっています。
今回はフォア面に省キョウヒョウNEO3ブルースポンジを、バック面にはエボリューションMXPを使用しました。
使用しての率直な感想は、少し市販品よりも柔らかい打球感に感じましたが、基本的にはビスカリアと同じです。(板はビスカリアなので当然です。)
Fan選手は昔からアウター特殊素材のビスカリアを使用しています。
急に木材合板のインフィニティを使用するということがあるのか、と思っていましたが、InfinityViscariaを使用して疑問が解けました。
InfinityViscariaはデザインを除いてグリップ形状、ブレードサイズ全てビスカリアと同じです。
目をつぶって使用すれば、どっちか区別つきません。
元々ビスカリアを愛用していたFan選手が使用するのにはぴったりなラケットであると感じました。
ラバーを貼ってしまえば外見はインフィニティにしか見えません。STIGAの広告としての役割は十分こなせていますね。
ビスカリアは木材合板と同じ感覚を残しながら、ALCが威力を付け加えてくれるような性能で、粘着ラバーと非常に相性が良いラケットです。
合板構成による性能の違いはこちらの記事で詳しく解説しています。
粘着ラバーを使用するうえで欠かせないのが、振動をしっかりと伝えてくれるラケットです。
ビスカリアは非常に優秀で、弾みはありながら、感覚を伝えてくれます。
それによりコントロールがしやすく、回転もかけやすくなります。
今回使用したキョウヒョウ、MXPの2つのラバーは共にオートマティックに回転をかけてくれるようなラバーではありません。
しかし自分で回転をかけることが出来れば、テナジーなどのオートマティックに回転をかけてくれるラバーよりもMAX回転量は多くなります。
強打の威力重視の選手はキョウヒョウやMXPを、軽打強打共に安定感を重視する選手は、テナジーやディグニクスなどと組み合わせるのが良いかなと思います。
今回はラケット改造しているのでは??と噂になっていた樊振東選手の使用ラケットについて解説しました。
見た目はインフィニティですが、性能はビスカリアと面白いラケットでした。
中国トップ選手の用具は個性や特徴があり楽しいですね。
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次回の投稿でお会いしましょう!よい一日を!