【国内最速レビュー】 中国選手のバックハンドラバー 国キョウヒョウNEO3 37度

中国卓球用具

皆さんこんにちは、今回は新作のキョウヒョウNEO3 37度 赤について

①仕様

②使用感

の2点について紹介していきます。

仕様

まずは写真をご覧ください。

やや透明な赤色のシートにオレンジのスポンジ、ここは普通のキョウヒョウNEO3と同じですね。

このラバーが通常のキョウヒョウNEO3と異なる点はスポンジの硬度です。

通常は軟らかいものでも39度や40度ですがこちらは37度となっています。

指で触ってもコシがありながらムニムニと軟らかいです。

何故こんなキョウヒョウが出たのかというと、Ma Long選手やFan Zhendong選手がバックハンドで使用するために、軟らかめのキョウヒョウを使っており、それを市販で登場させたというわけです。

プラボールになってから回転量を確保するために、一部の中国選手はバック面もキョウヒョウに変更しています。

トップ選手であってもフォアと同じインパクトをバックで常に出し続けることは困難であるため、フォア面より5度程度軟らかいキョウヒョウを使用しています。

こちらも国チーム用だけあり補助剤の膜が分厚いですね。

使用感

今回もいつも通りN301(インナー特殊素材)に貼って使用しています。

選手と同様にバックで使用したレビューをしていきます。

軽打:メーカーにて補助剤加工されていますが、粘着ラバーなので、オートマティックに回転がかかるラバーではありません。

軽く当てるだけでは回転・スピード共にあまり出ないため、やや斜め前にスイングする意識でコンパクトに当ててあげることで、回転とスピードを出すことが出来ます。

安定感と回転に非常に優れています。

強打:バックドライブにおいても軽打同様に自分でスイングをする必要があると感じました。

軽打ではスポンジの食い込みは感じられませんでしたが、強打でしっかりとインパクト出来たときには、スポンジに食い込んで飛ばしてくれます。

回転量がスピードに比べて多いので独特な急に沈む軌道で飛んでいきます。今まで使用してきたラバーでは感じることのできない軌道です。

相手コートについてからも伸びながら沈むので、取りづらいボールが出ています。またやや横回転を含ませたドライブとの相性が非常によく、うねりながら相手コートに入っていきます。

中国選手が台から離れたところからのバックドライブで一気に流れを掴む時がありますが、このうねりながら伸びるドライブは、普段受ける練習ができないので効果があるのか、と実感できました。

トップシート・スポンジ共にコシがありスイングのエネルギーを全て伝えてくれるので、スイングの威力に比例してボールの威力も上がっています。

ブロック:ブロックにおいては、非常にやりやすく、自分の思うようにコントロールできます。

当てるだけでは飛ばないラバーの性質を利用して、回転はありながら短く止めるブロックや、ややスイングをして、コースを狙うブロック、自由自在です。

1つ欠点があるとすれば、スピードを出してはじくようなブロックは出しにくいように感じました。

サーブレシーブ:サーブにおいてはバックサーブですが、しっかりと掴むラバーなので、回転をしっかりかけて短く出したり、長く出したりとコントロールが非常にしやすいです。

レシーブにおいては、弾みすぎないラバーと質のよいトップシートの組み合わせで、浮かすことなく、短くレシーブすることが出来ます。

チキータレシーブにおいては持ち上げやすいですが、スピードはあまり出ないので、横回転を含んだ曲がる軌道で相手のタイミングをずらすのが、正解かなと思います。

中国選手もあまりスピードで抜くチキータというよりは横回転を含ませてタイミングをずらして、次の球で一撃を狙う戦術が多いことからも、回転で攻めるレシーブが強みです。

まとめ

今回は中国選手がバックハンドに使用している国キョウヒョウNEO3 37度について紹介しました。

適度な硬さで、バックハンドでも扱えるキョウヒョウになっていました。

このラバーに向いている選手は、ドライブをバックで振ることが出来、台からやや距離をとってプレーする選手だと感じました。

バックドライブに適したラバーであるので、台から近いところでパチパチとはじくプレーをする選手にはあまり向かない印象です。

39度のキョウヒョウでは扱えなかったプレイヤーも37度であれば十分扱える硬度で、試す価値は十分にあるラバーになってました。

その他のおすすめ記事はこちら

次回の投稿でお会いしましょう!よい一日を!

コメント

  1. まるもれ より:

    こんにちわ。
    最近になってこちらのブログを発見し全記事読ませて頂きました。
    こちらの37度国キョウヒョウは現在ネット等でよく流通しているneo37度の新パッケージ版で基本的な性能は同じなのでしょうか?
    別な所の情報では37度にも国、省、一般とラインナップがありそうな情報がありました。

    • たこ より:

      まるもれさん
      コメントありがとうございます。
      そうですね、今回使用したのは新パッケージの国キョウヒョウ37度ですが、今までに存在していた37度と性能は変わらない印象です。
      新パッケージは一般、省、国とラインナップがありますね。
      おそらく日本での発売はもう少し先かなと思いますが、発売されたら市販品も手に入れてみたいと思える良いラバーでした。
      参考になりましたら幸いです。
      よろしくお願いします。

  2. Hatyupika より:

    このブログ見て買いました‼︎
    とても参考になります^_^