今回は紅双喜の2020年の新作卓球ラケット、キョウヒョウ极について
①仕様
②使用感
の2点について紹介していきます。
仕様
まずは実物の写真をご覧ください。
フィルムには極(极)と書かれています。
素材:インナー特殊素材(ZLC系)
板厚:5.94mm
重量:91g
しっかりとグリップ裏側には公式サイトで認証出来るシールがついています。
グリップエンドのロゴは中国チームと書いてあります。
グリップレンズには極(极)と書かれています。
特殊素材やインナーという点においてはキョウヒョウ龍5と大差ないように感じます。
ブレードサイズ、グリップの太さもキョウヒョウ龍5と同じです。
しかしこのラケットには大きな特徴があります。
フォア面のトップ板がLimbaでバック面のトップ板がKotoになっています。
他のメーカーでも片面づつ素材が異なるラケットが発表されていましたが、そういう流れが来ているのでしょうか。
使用感
軽打:打球感はキョウヒョウ龍5と比較してやや硬く、軽打ではあまり飛距離が出ない印象です。キョウヒョウ龍5では軽打からよく弾んでいましたが、キョウヒョウ极は普通のインナー特殊素材のようなマイルドな飛び方です。
強打:強打においては、アウター特殊素材と錯覚するような感覚で、硬くしなりの少ない印象です。
フォアハンドはLimbaが使用されているため、打球感がやや軟らかく、弧線を上げやすいです。
バックハンドはKotoが使用されているため、打球感はやや硬いですが、インナーなので、掴む感覚はありながら弧線の低いドライブが非常に打ちやすいです。
キョウヒョウ龍5よりも弾みはやや劣りますが、回転はかけやすいです。
サーブレシーブ:ぶっ飛びラケットではないので、サーブレシーブは非常にやりやすいです。インナー特殊素材なので、薄く擦る技術においては掴む感覚があり、自分の思う回転を、思う回転量でかけることが出来ます。
スマッシュ:キョウヒョウ龍5ではボールを掴み弾むため、相手の回転を食らうこともありますが、キョウヒョウ极はやや硬く、スマッシュが非常にやりやすいです。
キョウヒョウ龍5は掴むラケットですが、ぶっ飛びで扱いにくい場面もありますが、キョウヒョウ极はTHEインナー特殊素材の弾みの強さで非常に扱いやすいです。
特に、ドライブの打ち合いで抜群の安定感と回転量を出すことが出来ます。
グリップレンズのついている方の面はやや掴む打球感でしっかりと回転をかけることが出来るので、フォアハンドに適しています。
グリップレンズのない方はやや硬く、弧線がやや低いので、オーバーミスしにくく、バックハンドのミートや、しっかりと回転をかけたドライブに非常に向いています。
インナー特殊素材のバックハンドは掴みすぎて相手の回転を食らいオーバーミスするようなこともありますが、そのような心配がないので初心者から、上級者まで広く使用できるラケットになっています。
まとめ
今回は紅双喜の新作ラケットであるキョウヒョウ极について仕様、使用感について紹介しました。
フォア面とバック面で素材が異なるため、どのような差があるのかと気になりましたが、フォア面はやや軟らかく、弧線が上がりやすい、バック面はやや硬く、弧線が低めという特徴がありました。
安定感と回転に優れ、やりにくい技術のないオールラウンドなラケットです。威力も十分にあります。
個人的には今までのキョウヒョウシリーズの中で一番扱いやすく、気に入ったラケットです。メインラケットになる予定です。
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次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!
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