【完成版】卓球ラケットの正しい選び方

卓球知識

この記事では卓球ラケットの選び方について

①ラケットの役割

②良いラケットとは

③ラケットを選ぶ際に見たいポイント

の3点について紹介します。

ラケットの役割

さまざまな種類や価格帯のものがある中から、卓球ラケットを選ぶにあたってまず一番大切なことは卓球ラケットの役割を理解するということです。

カットマンで有名な朱世赫選手はブレードサイズの大きい守備用のラケットを使用しています。ではラバーはどうでしょうか。守備というイメージから弾まない高弾性ラバーでしょうか。

実際は攻撃用ラバーとして有名なテナジーを使用しています。

では日本で有名な張本選手はどうでしょうか。

張本選手はブレードサイズの小さい攻撃用のブレードに、攻撃用のラバーとして有名なテナジーやディグニクスを使用しています。

このことから選んだ卓球ラケットによりその選手のプレイスタイルが決定されるということが分かったのではないでしょうか。

実際卓球選手のプレイスタイルは卓球ラケットが80%卓球ラバーが20%を決めると言われています。

選手を見てもラバーをテナジー05からディグニクス05に変えたり微調整する選手はいても、ラケットを特殊素材の攻撃用から突然木材の守備ラケットに変更したりというトップ選手はいないですよね。

自分のプレイスタイルに合った卓球ラケットを使用することは目指すプレイスタイルへの一番の近道と言えます。

良いラケットとは

良いラケットは絶対ではありませんが、高品質なラケットと深く関係があります。

高品質なラケットは大衆向けに作られた非常に安価な大量生産のラケットではなく、バタフライやSTIGAなど歴史があるメーカーによって、しっかりとエイジング・乾燥された木材から作ったラケットのことです。

しっかりとエイジング・乾燥された木材から作られた高品質なラケットは、ボールがラケットに触れた際の振動をしっかりと手に伝えることが出来ます。

品質の良いラケットを使用することで、同じスイングであったとしても、品質の良くないラケットよりも回転を生み出すことが出来ます。

ラケットを選ぶ際に見たいポイント

ラケットを選ぶ際に見たいポイントは

①高品質なエイジング・乾燥された木材

②振動の伝達としなり

③ブレードサイズ

の3つです。

①の高品質なエイジング・乾燥された木材

国内有名メーカーやSTIGAなどであればまず問題はありません。無名ブランドの格安ラケットはできれば避けた方がよいでしょう。

②の振動の伝達としなり

ラケットはボールとのコンタクト時に手にボールの感覚を伝えてくれます。中国元監督の劉 国梁さんはラケットは手の延長で、回転をかける上で大きな役割を果たしていると選手に教えています。

ラバーを貼っていない状態でボールを板に当ててみて、手にしっかり振動が伝わるか、しなりを感じられるかを確認することが大切です。

同じ製品でも個体によって振動の分布や伝わり方は変わってくるのでクリアに振動を感じられるものを選びましょう。

③ブレードサイズ

ブレードサイズが大きいほど重くなりしなりが増え、コントロールと回転に優れます。なので攻撃用ラケットの縦の長さが157-159cmであるのに対し、カットマンラケットは160-161となっています。

ブレードサイズの小さいラケットはバックハンドに適しています。しなりが少なく、飛距離は出しにくいですが取り回しが良いという特徴があります。

ですのでバックハンド主戦型で比較的台に近いところでプレイするプレイヤーであれば、ビスカリアのように157×150のラケットを選ぶとよいでしょう。

ブレードサイズの大きいラケットはフォアハンドに適します。またブレードの面積が大きくしなやすいので、台から離れたところからでも飛距離が出しやすい特徴があります。

ですので台から離れたところからプレイする選手やフォアハンドを武器にする選手はキョウヒョウシリーズなどの159×152のラケットを使用するとよいでしょう。

まとめ

野球におけるバットは球を打つための道具ですが、重さや手に響く感覚や、弾みなど様々なパラメーターがありますよね。

卓球ラケットも同じで製品によって性能や品質が異なり、やりやすい技術やりにくい技術があります。

それぞれの特徴を掴んで自分に合ったラケットを選ぶことで上達が早くなります。

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今回の内容が少しでもお役に立てればうれしいです。

次回の投稿でお会いしましょう!よい1日を!

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