ビスカリアなどの一部のラケットにおいてFISH SCALEの板は性能が良いという噂を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実際フィッシュスケールのビスカリアのみを選別して販売しているショップも存在します。
今回はそんなFISH SCALEについて
①どんなラケットでフィッシュスケールがあるのか
②見た目の違いは
③性能に違いはあるのか
の3点について解説します。
フィッシュスケールのラケットで皆さんが思いつくのはビスカリアではないでしょうか。
ではキョウヒョウシリーズでフィッシュスケールと聞いたことがありますか。
ほぼ無い、もしくは無いですよね。
このフィッシュスケールが現れるラケットにはある特徴があります。
それはトップ板にKOTOが使用されているという点です。
このKOTO材は木材の取り方によってフィッシュスケールが現れたり、現れなかったりします。
LIMBA材でフィッシュスケールが存在しないことからKOTO材の組成がフィッシュスケールに関係していると言えます。
私が所有しているビスカリアで、フィッシュスケールが出ているものと出ていないものを比較してみます。
今回は比較しやすいように印刷のない裏面の写真を同一の場所・角度で撮影しました。
フィッシュスケール無しはこちら
フィッシュスケールはこちら
2つ並べて撮ったものがこちら
右側がフィッシュスケール、左側がフィッシュスケール無しです。
並べてみると分かりやすいのではないでしょうか。
魚のうろこの様な模様になっていることからフィッシュスケールと呼ばれます。
実物は光の加減などもあり、もっと鱗模様が見やすいですが、カメラの性能と私の腕不足で、これが限界です。
フィッシュスケールの個体はやや硬く、均質な振動を生み出すため、回転をかけ易い効果があるとされ中国では人気があります。
実際、中国選手はFISH SCALEの個体を選んで使用しています。
N301のトップ板はきれいなフィッシュスケールであることや、市販品のH301においてもフィッシュスケールが現れているところから、私自身、自分で使用するビスカリアはフィッシュスケールのものを愛用しています。
フィッシュスケールの個体は打球の振動が伝わりやすく、フィッシュスケール無しと比較して、スイートスポットがやや広く感じます。
私の経験から、個体差も関係してきますが、総じてフィッシュスケールのラケットの方が良個体が多い印象です。
ビスカリアにおけるフィッシュスケールは経験上25ー30本に1本程度存在し、見た目の綺麗さと、レア度が多くの方に愛される理由であると思います。
今回は一部の卓球ラケットでたまに見かけるフィッシュスケールについて紹介しました。
フィッシュスケールのラケットはKOTOのトップ板に見られ、打球感が均質になるなどの効果を一部担っている可能性があります。
一番の特徴はその珍しく、綺麗な見た目で、多くの人に愛されています。
見かけた際にはぜひ手に取って確認してみて下さい。
その他のおすすめ記事はこちら
今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!