この記事では最近見つけて!?となった珍しいW968黒檀について
①黒檀とは
②仕様
③使用感
の3点について紹介します。
今回紹介するラケットの写真をご覧ください。
キョウヒョウ龍5のグリップに、黒いトップ板、初めて目にした方もおられるのではないでしょうか。
この黒いトップ板こそが黒檀と呼ばれるもので、黒檀とは非常に重く硬いのが特徴な木の種類です。
見た目が黒く引き締まった印象で非常にかっこいいですよね。
グリップエンドとグリップサイドの写真はこちら。
サイドの刻印がW968と日付、つまり国チーム用ラケットですね。板の構成はトップ板が黒檀という以外は通常のW968と変わりありません。
ラケット重量などの詳細は
ブレードサイズ:151×160mm
板厚:5.91mm
重量:93g
となっています。
基本的に通常のW968の重量は90gの個体が多いのですが、トップ板を黒檀にすることで重量がやや重くなっています。
W968、W968黒檀共に、ラバーを貼る前の板で球をはじいた時の音を比較します。
通常のW968はポコポコとやや低めの音であるのに比べて、W968黒檀はコンコンという高い音でした。ビスカリアなどのアウター特殊素材にかなり近いです。
次にラバーを貼って使用してみました。
弾み:弾みについてはW968黒檀はかなり弾みます。アウター特殊素材に近い感覚です。
球持ち:球持ちについてはW968黒檀はやや球離れが早いと感じました。感覚的にはインナー特殊素材とアウター特殊素材の中間です。通常のW968の方が球持ちはよいですね。
手に伝わる感覚:打球時のボールの感覚はしっかりと振動が伝わり、しっかりとボールをコントロール出来ます。
軽打:軽打においては木材の打球感ですが、硬い上板のためか弾みがよく打っていて心地がよいです。
強打:強打についてはスピードがかなり出ますが、インナー特殊素材であるため、回転もかけやすく、低い弧線で相手コートの深いところに運ぶことが出来ます。
スマッシュ:スマッシュについては、硬くややしなりが少ないため、叩きつけるようにするとしっかりとラバーに食い込みやりやすい印象です。
サーブレシーブ:サーブレシーブはやや硬い打球感ですが、弾みすぎることはなく、回転が非常にかけやすいです。レシーブにおいてはフリック系のはじく技術が得意なラケットであると感じました。
黒檀をと特殊素材を組み合わせるという斬新なアイデアのラケットですが、硬すぎずしなりもありしっかりと計算されていると感じました。
適度にしなり、適度に硬い、粘着ラバーとの相性が非常によいラケットです。
今回はW968黒檀について解説しました。
W968黒檀は一言で表すとアウター特殊素材とW968のハイブリッドで、特殊素材よりも掴み扱いやすいのに威力が出せるという、今まで感じたことのない感覚のラケットです。
硬いトップ板に柔らかめのインナーを組み合わせるありそうでなかった構成で、市販ラインで登場させて欲しいと感じました。
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次の投稿でお会いしましょう!よい一日を!
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コメント失礼します。どこで購入できるんでしょうか?たこさんは、どこで購入しましたか?
ゆうさん
コメントありがとうございます。私は中国に卓球愛好家の友人がいます。通話やメールで、新作の情報などを教えあい、欲しいものがあればもらっています。
参考になるか分かりませんが、よろしくお願いします。
返答ありがとうございます!
中国の友人がいるんですね! 羨ましいです
もし可能なら購入などさせて頂けたらありがたいです!
よろしくお願いします