皆さんこんにちは。今回は私がバック面で2年以上愛用している THIBHAR EVOLUTION MX-P について
①過去の使用ラバー(バック面)
②性能
③おすすめポイント
の3点について紹介します。
私は現在2年以上、MXPを愛用していますが、これにたどり着くまでに様々なラバーを試しては、変えて、試しては、変えてを繰り返していました。
私はバック面のラバーを選ぶ際に、感覚が伝わりやすいか、回転を自分でかけることが出来るか、ある程度のスピードはラバーの性能で出すことが出来るかを重視しています。
簡単そうに聞こえますが、上記性能を満たしていても、ブロックした際に飛びすぎるラバーや、対下回転が苦手なラバーなど様々ある中で、すべてを満たしたラバーを探すのは大変でした。
私が過去にバック面で使用したラバーは
・テナジー64
・テナジー80
・テナジー05
・ファスタークG1
・ファスタークS1
・ラクザX
・キョウヒョウ3
・キョウヒョウ2
・キョウヒョウ3-50
・金弓3
があります。
これらそれぞれにどのような性能があったかについては、私の過去の使用ラバーまとめ(バック編)で解説しています。
公式サイトに記載されている基本的なスペックについて紹介した後、実際に使用して感じた性能について説明します。
上のリンクはTHIBHARの公式サイトになります。
こちらによれば、
スポンジ硬度:45.7-47.7°
スピード:125
スピン:120
コントロール:80
カタパルト(ボールを飛ばす性能):高-究極
使用者のレベル:中級-プロ
表記:OFF+
スポンジ厚さ:1.7/1.9/2.1
と発表されています。
実際にバック面で使用した感想、愛用している理由を紹介します。
もちろんスピードはラバーの性能で不満無く出すことが出来ますが、特筆すべきは、回転とコントロール性能です。
公式サイトに ’’MX-P is very well adapted to any player’s game, making no concession in terms of speed and spin.’’ とあるように、スピード性能と回転性能が高いのはもちろん、
’’The ball/bat contact time of the MX-P is longer than the reference time, thus conferring much more sensation.‘’ とあるように、ボールを保持している時間が長いため、ボールの感覚伝達に優れ、コントロールが非常に良くなります。
多くのラバーでは、台に近いところでの威力と安定性の両立がうまくいっていないケースがあります。
しかし、MXPは感覚伝達能力に優れ、豊富な回転量により、ボールがしっかりと沈んでくれるので、台に近いところからの強打でも安定して相手コートに入れることが出来ます。
また、ラバーの性能が非常によく、軽打から強打まで、ラバーが暴発してコントロールに不満がでるといった、他の高性能をうたうラバーにありがちな現象がなく、自分の思ったコース、回転量、スピードで打球することが出来ます。
トップシートがドイツ系にしては珍しく、しっとりとしており(やや微粘着??)、ほかのラバーによくみられる謎のスリップが起こらず、どんな場面でも用具を信頼して、打つことが可能です。
対下回転も簡単に持ち上げることが可能で、ストレスを全く感じません。
サーブレシーブにおいても、質の高いトップシートのおかげで、回転量の多いボールを出すことが可能です。
ラバーにおいては威力はもちろんですが、暴発せずに自分の思うように打てるというのが一番大切なことだと考えています。
威力がトップクラスの性能で、なおかつ、長いボール保持時間により、コントロールにも優れ、自分の思うように打てる、夢のような性能なので、圧倒的にすべての項目でMXPを上回るラバーが出ない限りは、バック面は変えることはないかなと思います。
MXPは先ほど紹介したように、性能面ではこれ以上ないほどのバランスを持っていますが、私が2年以上愛用するに至った、おすすめポイントがあります。
①トップシートがタフ
一つ目はトップシートがタフという点です。
某有名なブランドのハイエンドラバーは確かに性能は非常に高いですが、台にぶつけたときにかけてしまったり、すぐにトップシートが白くなり劣化する現象を誰もが経験したことがあると思います。
このMXPはトップシート非常にタフで、少々ぶつけたくらいではラバーが欠けることがなく、同じように保存していてもほかのラバーと比較して圧倒的にラバーが白くなるのが遅いです。
②性能劣化スピードが非常に遅い
先ほどの項目に関連していますが、2つ目は性能の劣化スピードが非常に遅いという点です。
他のブランドのラバーでは最初1,2週間は非常に性能が高く、安定感、威力も抜群ということもありますが、長く使うとどこかの性能が劣化し、安定感がなくなったり、威力がなくなるということが起きます。
しかしMXPは性能の劣化が非常に遅く他のラバーの2倍の期間は著しい性能の劣化を感じることなく使用することが可能です。
この2点が私がおすすめするポイントで、性能と、性能の持続性、が高いことから、長くMXPを愛用しています。
今回は私が2年以上愛用しているTHIBHARのエボリューションMX-Pについて、性能やおすすめポイントについて紹介しました。
トップクラスの性能の良さと、圧倒的な寿命の長さから、コストパフォーマンスが非常に良いラバーです。
厚さを調整することで初心者から、上級者まで使用できるのもこのラバーの魅力かなと思います。
バック面のおすすめラバーを聞かれたときには迷いなくこちらを勧めています。
性能、寿命含めて、圧倒的にすべての項目でMXPを上回るラバーが出ない限りは、今のところバック面は変える予定はありません。
あくまでも私の意見ですので、万人に当てはまらないとは思いますが、数々のハイエンドラバーを使用してきた私が選ぶので、ある程度は間違いのない話にはなっていると思います。
今回の内容がラバー選びの参考になりましたら幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!
View Comments
こんにちは。はじめまして。
つい最近になってこちらのブログを知りました。どれも今の自分の関心事にぴったりの内容で、毎日楽しく拝見させてもらっています。特にストレート打ちの勧めの記事は実際の試合で早速効果を発揮しました!
これからも初中級者向けの役立つ記事、楽しみに期待して待っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
わたしはインナーカーボンに両面に粘着(39度)を貼った前陣攻撃型です。バックはブロックが中心(得意)ですが、3球目をバックドライブで持ち上げる際にあまり安定しません。硬度を37度にすると安定はしますが今度は威力が足りません。粘着は飛距離が出ず、台に収まってくれるので愛用しておりますが今回の記事でバックMX-Pに興味を持ち、一度試してみようと思っています。たこさんはどの厚さを使用していますか。
ワルディさん
コメントありがとうございます。
そのように言っていただけてうれしい限りです。
ストレートが使えるようになるとかなり戦術の幅が広がりますよね!
MXPはオートマティックにぶっ飛ぶような粘着ではないので、私は2.1mmを使用しています。
重量がやや重くなる可能性や、粘着から初の変更でしたら打球感の違いの影響も考えて1.9mmでもいいのかなと思います。
参考になりましたらうれしいです。
これからもよろしくお願いします。