皆さんこんにちは!
皆さんは卓球の得意技術はありますか。この質問にチキータ、バックドライブなどの攻撃技術を答える方が多いと思います。
しかし卓球においては守備系技術も非常に大切です。
そこで今回は
①攻撃系技術が着目される理由
②守備系技術を磨いた方が良い理由
③守備技術を鍛えるおすすめの練習方法
の3点について紹介します。
選手やコーチにおいても現在では主流な、両ハンドドライブ主戦型の影響で攻める技術を中心に練習を行い、それの良し悪しで評価を決めることが多くなっています。
バックハンドドライブの威力がある、フォアドライブのコースを同じフォームで打ち分けられる、など直接得点に繋がっていることから着目されがちです。
もちろん上級者どうしの戦いであれば、攻撃の質を上げることが勝利に直結しますが、中級者までであれば、守備系技術を磨くことが大切です。
よくある例として、練習した攻撃を実践で使うぞと意気込み、攻撃することで頭がいっぱいになり、攻撃しすぎて自滅するという経験をした方もおられるのではないでしょうか。
~中級者層においては、ブロック、ツッツキなどの基礎的な守備系技術にミスが出ない方が勝ちやすくなります。
この事実を分かっていながらもコーチや監督は、守備系技術を磨くことよりも、攻撃技術に目を向け、そこに対して褒めることしかしない傾向にあります。
この結果選手の側からも、得意な技術として攻撃系技術しか思い浮かばないようになってしまうという悪いループに陥ります。
先ほど紹介したように、現在はトップ選手の攻撃的な卓球の影響で、攻撃的な卓球が注目されています。
しかし実際の卓球の試合において自分が万全の状態で攻撃できる場面は思ったより少ないのが現実です。
体感自分が攻撃できる場面は40%前後、このうち自分のスイートスポットで攻撃できる場面は15%程度です。
攻撃のチャンスが40%であれば、残りの60%は守備になり、この守備を捨てるという事は、勝つチャンスを60%捨てるということになります。
この事から試合に勝つためには、攻撃技術の練習に偏らず、守備を重視した練習を積み重ねる事が重要になります。
守備技術を鍛える練習は、実はいたって簡単で攻撃技術の練習の際に意識を変えるだけで、行うことが出来ます。
基礎練習であるブロック対ドライブのワンコース練習において、ブロックする側がミスをしない、5球おきに回転量を変える、などボールタッチを意識するだけで、実戦で使える球質を変化させたブロックの練習になります。
また、受ける側が様々な人のドライブ練習のブロックを申し出れば、人によって異なるドライブの軌道を止める練習になり、多くの球質のドライブに対応できるようになります。
また、ブロックにおいて、タイミングを合わせて強く返球するだけでコースを突いた攻撃にもかわるため、実戦でバックスイング無しのミート攻撃をすることも出来るようになります。
ほかには絶対行うであろうサーブ練習の際に、レシーブをツッツキ縛りなど、守備技で出来るだけ低く返す練習を行うことで、レシーブの上達はもちろん、ツッツキの練習にもなります。
このように普段行っている練習において守備の意識を追加するだけで、練習が実のあるものになります。
今回は守備系技術の大切さについて紹介しました。
得意な技術=攻撃技術が定番になりつつある現代卓球において、もう一度かなり大切な守備系技術について見なおす機会になれば良いなと思います。
実際練習も普段行っている練習の意識を変えるだけで行うことが出来るので、取り入れやすいというメリットもあります。
皆さんの得意技術があれば、コメント欄にコメント下さい!
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今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!