皆さんこんにちは!
湿度の高い梅雨の時期など、ラバーが滑る経験を皆さんされていると思います。
今回は、ラバーの湿気対策について
①ラバーの温度を上げる
②乾燥剤を使う
③粘着保護フィルムを使用する
の3点について説明します。
ラバーの湿気対策として一番有効なのが、ラバーの温度を上げる方法です。
梅雨の時期は暑く、エアコンの効いた教室や電車、車で冷えた卓球ラケットを、蒸し暑い体育館で使用するということが多いのではないでしょうか。
これは夏場に冷えたコップが結露するのと同様の原理ですが、冷たい物質は、温かい空気の水蒸気の露点を下回り、水滴として表面にまとわりつくという現象が起きます。
このため、一番の対策は、ラバーをエアコンなどで冷やさず、冷えた場合はラバーウォーマーで温める、もしくは体温で温めるという方法です。
(体温よりも気温が高い場合は体温で温めるだけでは足りない場合もあります。)
こうすることで、気温よりラバーの温度を高い状態にしておくことで、ラバー表面への結露を防ぎ、スリップすることが少なくなります。
ラバーウォーマーは冬場にも使用できるので、夏冬共に私も愛用しています。
2つ目は1つ目の対策と異なり、試合中にも持続するようなものではありませんが、乾燥剤を使用するという方法です。
これは主にラケットケース内での、湿気を防ぐための対策です。
ラケットケース内ですでに湿気を含んでいる場合はより湿度の影響を受けやすくなります。
このためラケットケース内に乾燥剤をいれることで、ラケット、ラバー共に適度に乾燥した最高のコンディションを作りだすことが可能です。
湿度を含むことによりラケットの弾みはどんどん低下していきますが、乾燥剤を入れておくことで、弾みの低下を抑える効果もあります。
入れておいて損はないと思います。私も4つほどラケットケースに入れています。
3つ目の方法も持続性があるわけではありませんが、ラバー表面の移動中の湿気を防ぐための方法になります。
ラバー保護フィルムの役割は表面を空気に触れないようにし、傷や酸化から防ぐという働きを持つものです。
ラバー表面にしっかりと密着する、吸着フィルムや、粘着保護フィルムを使用することで、移動中に湿度を含んだ空気に触れることのない状態を保つことが出来るので、使用前から湿っているという状態を避けることが出来ます。
今回は誰もが一度は経験したことのある、湿気でラバーが滑る現象の対策について紹介しました。
ラバーの温度を上げるというのは物理現象から考えても一番効果のある方法になります。
乾燥剤を使用する、ラバー保護フィルムを使用するという方法と合わせることでより効果を発揮することが出来ます。
ラバーウォーマーは公式サイトにも冬だけでなく、梅雨の時期に使用できるとあるだけあり、温めた温度を持続させる力が、体温で温めた場合と比較してもはるかに長いようです。
今回の内容が役に立てば幸いです。
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