皆さんこんにちは!
卓球において戦術は臨機応変に変更する必要がありますが、確立したプレイスタイルを持つことも同様に大切になります。
今回はプレイスタイルを決めた方が良い理由について
①プレイスタイルとは
②メリット
の2点について紹介します。
プレイスタイルは漢字で書くと戦型となります。
シェークハンドに代表されるプレイスタイルは大きくドライブ主戦型、前陣速攻型、カット主戦型の3つに分けられます。
ドライブ主戦型は、文字通り前進回転をかけたドライブで戦う戦型、前陣速攻型は台に近いところでピッチの早い卓球をメインとして戦う戦型、カット主戦型は下回転をかけたボールをメインに相手のミスを誘う戦型です。
プレイスタイルによって得点の方法や鍛える必要のある能力が違います。
自分がどういうプレイをしたいか、卓球がしたいかによってプレイスタイルはを決める必要があります。
プレイスタイルを決めることによるメリットは大きく分けて2つあり、1つ目は迷いがなくなるという点、2つ目は課題が明確になるという点です。
卓球においては目の前に来たボールに対して何をするか一瞬考える、悩むだけで致命的なミスにつながることがあります。
この迷いはプレイスタイルを決めることで解決することが出来ます。
例えば、下回転の長いボールに対して、ドライブ主戦型であれば前進回転をかけてドライブで返球、前陣速攻型であればツッツキもしくはミート打ちで返球、カット主戦型であれば、カットで返球するのが型です。
これは同じボールが来たとしても、戦型によって適切な返球方法が変わるということを表しています。
もし戦型が確立していない場合であれば、先ほどの下回転の長いボールに対しては、ドライブ、ツッツキ、ミート打ち、カットと4つの返球方法から選ぶことが出来ます。
しかしこれは同時に、どれを使うか悩む必要があるということであり、卓球においては迷いに繋がります。
迷いあるプレイは自信がなくなり、ミスが起きやすくなります。
プレイスタイルを決めておくことで、やることが明確になり迷いがなくなり、大事な一点の場面でもメンタルが安定し、プレイも安定します。
プレイスタイルを決めることでやることが明確になり、同時に課題を見つけやすくなります。
例えば先ほどの下回転の長いボールに対して、プレイスタイルが決まっていない場合は、ドライブ、ツッツキ、ミート打ち、カットの4つの返球方法があり、返球することは出来るかもしれませんが、その質が高いのかどうかが分かりにくくなります。
ドライブ主戦型であれば、下回転の長いボールに対してはドライブで攻めるのが型です。
もしこのドライブが簡単に打ち返されるようであれば、回転量を上げる、コースを変える、など次に自分が達成するべき課題が明確になります。
しかし毎回異なる返球方法で返球していると、どこがダメだったのかが明らかにならず練習に生かすことが出来ません。
プレイスタイルを決めるということは成長に繋げるためにも、早いタイミングでやっておく必要があります。
今回はプレイスタイルを決めることの大切さについて紹介しました。
プレイスタイルを決めるということは、迷いがなくなり自信に繋がる、課題を明確にしやすく成長に繋げやすいというメリットがあります。
もちろんトップ選手も同じボールに対してカットで返す、ツッツキで返す、ドライブで返す、ミート打ちで返すなど、引き出しはたくさんありどれも質が高い返球が出来るはずです。
しかしドライブ主戦型であればドライブで、カット主戦型であればカットで返球しています。
これはミスを減らすことはもちろん、その次の球への対応など試合の組み立ても関係しているからです。
とりあえず返球出来ればよいではなく、プレイスタイルに沿ったプレイをすることでシステム練習が可能になり、どんどんプレイが磨かれていきます。
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今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!