今回は昔から大人気の卓球ラケット、ビスカリアについて
①ビスカリアとは
②特徴・性能
について紹介します。
ビスカリアはバタフライから発売されているラケットで、1年ほど前までは国内では廃盤となっていましたが、あまりの人気で復活したラケットです。
昔から発売されているラケットで、現在でも世界のトップに使用されているというのはビスカリア以外にないのではないでしょうか。
ブレードサイズは157×150mm(レギュラー)、板厚は5.8mm、重量は87gです。
板構成は桐 / リンバ / ALC / コトで、アウター特殊素材のラケットです。
同じ構成のラケットはビスカリア以外にも様々発売されています。
何といってもビスカリアの特徴の一つにやや太めのグリップがあげられます。
ビスカリアと同形状のインフィニティビスカリアの画像ですが、紅双喜のラケットと比べてみました。
グリップが太く、くびれたような形状をしていることにより、バックハンドを打つときのフィット感が上昇する効果があります。
またグリップが太いことは、支点が太いことと同値で、これによりしなりが少なくなるため、弾く打球がメインのバックハンドがやりやすくなります。
グリップが太くしっかりと握れるため、ボールの感覚が手にしっかりと伝わるメリットもあります。
フォアハンドではキョウヒョウ龍5などはグリップが細く、板構成も軟らかいので、しなりが強く、軽打から強打までしっかりと飛んでくれます。
一方でビスカリアは、しなりが少ないため、軽打における球持ちがやや悪く、手首を軟らかく、擦り打ちメインで飛ばす必要があります。
強打においては、余計なしなりがないため、自分のスイングの威力を逃がすことなく、伝えられるため、しっかりと威力のあるボールを出すことが出来ます。
ビスカリアはしなりが少なく、威力を逃がさないタイプのラケットなのでよい意味でラバーの性能を引き出すことが出来ます。
軟らかいラバーを貼れば、軽打において有利に働き、硬いラバーを貼れば強打において全く威力をロスすることなく、伝えることが出来ます。
ラバーの性能についてはこちらで解説しています。
中硬度のラバーを貼って扱いやすくすることで、万人が使用でき、硬いラバーを貼ることで、上級者用に、軟らかいラバーを貼ることで初心者向けに、使用ラバーの性能を引き出しやすいラケットです。
この癖の少ない性能と、感覚を掴みやすい特徴が、昔から常に愛されている理由です。
今回は長年に渡って多くの人に愛されている、卓球ラケット、ビスカリアについて紹介しました。
しなりとグリップの太さについて解説している人は少ないのでぜひ参考にして下さい。
また、ビスカリアといえば、キョウヒョウのようなイメージがありますが、あくまでも上級者のセットアップですので、自身のレベルにあった硬度のラバーを選ぶことで、ビスカリアの性能を引き出すことが出来ます。
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今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!