この記事では中国選手が使用しているキョウヒョウについて
①どんな種類があるのか
②どう違うのか
の2点について紹介します。
まずキョウヒョウにおいても種類があり現在発売されているのは
①キョウヒョウ3
②キョウヒョウ2
③キョウヒョウNEO3
④キョウヒョウNEO2
⑤キョウヒョウ8
の5種類があります。
そのうち中国日本において使用者が多いラバーはキョウヒョウ3(NEOも含む)です。NEOは工場にて補助剤(弾みを強くしたり柔らかくする効果あり)加工されたラバーです。
今回はこのキョウヒョウ3について紹介します。
まずキョウヒョウ3は品質により3種類に分類することが出来ます。
①一般用:八角形
②省チーム用:六角形
③国チーム用:四角形
①の一般用は4つすべての角が切られたデザイン。一番価格が安く、日本の卓球ショップでも取り扱っているところもあります。
②の省チーム用は下の2角が切られたデザイン。省シールも貼られている。日本ではオンラインの卓球ショップで入手することが出来ます。
③の国チーム用は角が切られていない四角の状態。国シールも貼られている。あまり見かけませんが、オンラインの卓球ショップにて入手できることもあります。
品質による分類に加えてキョウヒョウ3にはスポンジの色によりさらに2種類に分けることが出来ます。
①オレンジスポンジ
②ブルースポンジ
①のオレンジスポンジはNo.20スポンジともいわれ、国内で一般販売されているキョウヒョウに多く採用されています。
②のブルースポンジはNo.22スポンジともいわれ、省チーム及び国チーム用キョウヒョウの一部に採用されています。
ラバーの一般用、省チーム用、国チーム用による違いですが、使われているスポンジ自体は変わらないように感じます。
NEOにおいてはグレードが上がるにつれて補助剤の膜が厚くより実際の硬度よりも柔らかく感じ、弾みも増します。
一方でトップシートはグレードが上がるほど粘着力があがり、よりかかるトップシートになっている印象です。
一般販売用は新品でもトップシートに汚れや曇りがある場合もありますが、省チーム用及び国チーム用は汚れ曇りがなく非常に綺麗で高級感を感じられます。
打った感覚は一般販売用は粘着がそこまで強くはないですが、スポンジが非常に硬いため扱いが難しいです。
省チーム用はシートの粘着はしっかりありスポンジはやや柔らかいので、軽打では球が粘着力で貼りつくような感じがありますが、強打においては非常に扱いやすいです。
国チーム用も同様でシートの粘着がかなり強くスポンジはしっかりしていながら柔らかいので、粘着慣れしている方であれば相手の回転に負けず自分のものにできる最高のラバーになると思います。
オレンジスポンジは気泡がほとんど感じられずぎっしり詰まっています。
これによりコシがありスイングのエネルギーをすべてボールに伝えることが出来ます。
言い換えれば強打の時にはエネルギーをすべて伝えらるため威力のある球を打つことが出来ます。
一方で軽打の時はスポンジ自体がスピードを生み出す性能をほとんど有していないため、遅く回転のあまりない球になってしまいます。
基本的にすべてのボールに対してある程度のインパクトを維持し続けることが出来るプレイヤーにはピッタリなのかなと思います。
ブルースポンジは気泡をやや感じることが出来やや柔らかく弾みも感じられます。
これにより強打の時にはオレンジスポンジ同様エネルギーを伝えることが出来る上、軽打の時も食い込みを感じられるのでスピードもあり回転もある質の高い球を打つことが出来ます。
粘着を今から始めたい方から、すでに愛用されている方まで、幅広い方にお勧めできるのがブルースポンジです。
今回はキョウヒョウについて種類や、性能、見分け方について解説しました。
キョウヒョウは3つのグレード
一般販売用、省チーム用、国チーム用があり
スポンジにより
オレンジスポンジ、ブルースポンジに分類されます。
万人受けするのはブルースポンジの方で、オレンジスポンジはインパクトを維持できる方におすすめです。
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