皆さんこんにちは!
今回は世界中で十年以上に渡り、有名かつ、トップ選手からエンジョイ卓球プレイヤーまで愛用者が非常に多いビスカリアの中で、中国チームに供給された選手用ビスカリアを入手することが出来ましたのでレビューしていきたいと思います。
今回はこの中国チームビスカリアについて
①仕様
②使用感(コレクションなのでゴールデンの引用)
の2点について紹介します。
まずは実物の写真をご覧ください。
中国の梁 靖崑選手のサインが入っているものの、一見するとサイン入りのビスカリアに見えますが、箱にあるCHNの印刷とその上にあるシリアルとラケットに刻印されているシリアルが同じになっているのが分かるかと思います。
これが供給用の印でCHNと印字があるため、これは中国チームの供給用です。
また、握った感覚になってしまいますが、通常のものより幅があり、太いなと感じました。
さすが日本のラケットだけあり、DHSの選手用同様、作りは非常に丁寧です。
構成は以下の通りで、重要は選手用であるからといって特段重すぎるということはないという点にも注目して頂きたいなと思います。
素材:5枚合板(コト上板プラスALC)
板厚:5.78mm
重量:90.5g
使用感はこちらのラケットはコレクション用ですので、最近はビスカリアに次いでビスカリアゴールデンを使用している選手も多いので、以前紹介したビスカリアゴールデンの使用感を引用しています。
今回もフォア面に粘着(キョウヒョウNEO3ブルースポンジ39度)、バック面にテナジー05での使用です。
通常のビスカリアでは板にボールを当てた時にスカスカ感がありますが、ゴールデンでは重量が重いことが関係しているのか打球の振動がきれいに手に伝わってくるので非常に性能が高いと打つ前から予想できます。
軽打:ALCのラケットはよく使用しますが、普段使用しているものと異なり、木材合板を打っているかのような安定感があります。(通常のALCよりやや球離れが遅い印象)
強打:強打においても、球持ちの良さが目立ちます。
以前レビューを行ったZLCのラケットに強打の打球感は近く、反発力が強いものの芯がしっかりとありギュンと回転がかかりボールが飛んでいく感覚です。
当て打ちでもしっかりと飛んでくれますが、やはりALC、擦り打ちの威力が非常にあります。
ZLCでは当て打ちのほうがいいボールがでるイメージですが、こちらは擦り打ちで真価を発揮します。
しっかり擦って打球を行う中国選手が使うのも納得できる安定感と威力です。
ブロック:重量の関係もあるのか、相手のボールの威力に負けず、狙ったところにボールを返すことが出来ます。
通常のビスカリアだと軽い打球感のせいでややブロックをオーバーミスすることもありますが、安定感が抜群で攻めてよし、守ってよしのバランスのよいラケットだと感じます。
サーブレシーブ:打球感の非常に良いラケットなので基本的にどのサーブも高い精度で出すことが出来ます。
ロングサーブはもちろん、短いぶち切りサーブが出しやすいのには好印象です。
レシーブにおいても感覚の良さが目立ちツッツキの安定性も抜群で、コースも思った通りに返すことが出来ます。
中国選手のお家芸であるチキータも通常のビスカリアにプラスされた球持ちで非常に余裕をもって行うことが出来ます。
スマッシュ:やや相手のボールの影響を受けることもありますが、問題なくスマッシュを打つことが出来ます。
はじくスマッシュよりもボールを一瞬掴んで横回転を加えたほうが安定感のあるボールになるかなと感じました。
今回は中国選手に供給されている供給用のビスカリアについてレビューしました。
箱にあるCHNの刻印のみで、ぱっと見で選手用と分からないところも、バタフライのマーケティングの上手さも感じますね。また、W968などと異なり使用する本人のみ選手用と分かるところもプレミアを感じれてそれはそれで良いなと思います。
中国本土では極まれに流通することもありますが、日本ではまず流通しないレアなラケットで、大切にしておきたい一本です。
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今回の内容が役に立てば幸いです。
次回の投稿でお会いしましょう!良い一日を!